ワードプレスは、ブログやサイトを作成する時にもっとも多く使われています。ただし、これからブログを始めようとしている人にとっては、どんなもので、なぜ多くの人に使われているのか知りたいでしょう。そんな初心者のためにワードプレスの概要について紹介しています。
ワードプレスの概要
ワードプレス(WordPress)は、GPL(General Public License)という一般公的使用許諾契約で運用されているオープンソースのソフトウェアです。
コンピュータプログラムのソースコードの公開を原則に、誰でも自由に使用できます。
使用許諾契約に同意さえすれば、許可が得られて個人使いや商用に利用しても問題なく無料でダウンロードして使うことができます。
ワードプレスは誰が作っているの?
ワードプレスは2003年にリリースされ、現在まで世界中の自発的な開発者たちによってバージョンアップを重ねながら多くのユーザーに使われています。ドキュメント等は全て英語で提供されていますが、日本人の有志によって、日本語にも翻訳されています。
ワードプレスのソフトウェアはどんなものなの?

ワードプレスは「PHPというサーバーサイドのスクリプト言語で開発されています。」PHPの開発者は、当初(Personal Home Page Tools)と呼んでいましたが、その後、(PHP Hypertext Preprocessor)の頭文字が使われるようになりました。
ワードプレスを一言で表現すると「PHPというサーバーサイドのスクリプト言語で開発されています。」です。これでは、初心者にとっては何を言っているのかさっぱりわからないと思いますので、次にフレーズ単位で内容を解きほぐします。
サーバーサイドのスクリプト言語とは?
「サーバーサイド」に対比するのは、「クライアントサイド」です。「クライアントサイド」を理解すれば「サーバーサイド」は判りやすくなるので、最初に「クライアントサイド」を紹介します。
クライアントサイドとは、アプリケーションを実行する場所が、クライアント(依頼者)という意味です。通常、webにアクセスする時には、PCやスマホに入っているブラウザがクライアントとしてプログラムを実行します。これが、クライアントサイドで、JavaScriptやHTML等は、クライアントサイドのプログラム言語です。
これに対して、サーバーサイドとは、アプリケーション提供者側(サーバー)がプログラムを実行しているものです。サーバーの言語には、PHPやRubyなどさまざまなプログラム言語があります。
スクリプト言語とは?
スクリプト言語とは、ソースコードで作ったプログラムを変換しないで実行できるプログラミング言語という意味です。
通常のプログラミング言語は、ソースコードを作成した後に、コンピュータが理解できるように、2進数(0と1で構成)に変換しなければなりませんが、スクリプト言語は変換処理をしないで、そのまま実行できます。
2進数に変換する必要がないというのは、とても便利です。例えば、ブログやサイトを作る時にHTMLで記述されたプログラムの途中から、そのままスクリプト言語のPHPを記述しても、同一のファイルとして作業できるからです。
ポイントのまとめ
ワードプレスは、使用許諾契約に同意さえすれば、許可が得られて、個人使いや商用に利用しても問題なく無料でダウンロードして使うことができます。
ワードプレスのプログラミング言語(ソフトウェア)は、PHPと呼ばれるものです。PHPは、人に分かりやすいソースコードで記述したものをHTMLプログラムの途中から、そのまま記述できるので使い勝手の良いソフトウェアです。
PHPの開発者は、ブログソフトウェアとして作りましたが、バージョンアップを重ねる度にカスタマイズ性が高まって、管理者側でのサイト変更の自由度が増したため、現在では、コンテンツ・マネジメント・システム(CMS)として企業のホームページなどにも活用されています。