ドローンは飛行物体のため、飛行禁止区域が設定されています。航空法による飛行制限もあります。飛行制限されていない地域でも、飛行許可の届け出は必要です。記事では、ドローンの飛行制限に関するジオフェンスの意味や機能を易しく紹介しています。
ドローンのジオフェンスって何のこと
ドローンのジオフェンスとは、ドローンを飛ばした時に、ドローンが入ってはいけない場所を仕切っているフェンスのことです。
ドローンは、飛べるため、何処にでも行くことができます。但し、安全上や、その他の理由で飛行してはいけない範囲もあります。ドローンが飛行してはいけない高度もあります。
ジオフェンスは、実際に存在するものではなく、バーチャルに設定されています。
飛行高度の制限
高度の制限は安全上必須です。そのため、高度に対して制限を設定する機能は、ドローンメーカによる自主的な付加でしたが、2014年には、世界中で作られました。
世界で多い高度制限は、55フィート以下や、150メートル以下です。
飛行範囲の制限
空港周辺では、ドローンを飛ばすことはできません。また、1平方キロメートルにつき、4,000人以上の人工蜜集地域でも飛行できません。
これらの飛行禁止区域で飛行してはいけないことは、安全面を考えれば常識的に判ります。
但し、これらの規制をクリアしても、航空法でドローンの飛行が制限されている区域もあることを理解しなければなりません。
航空法によるドローン飛行の制限
航空法では、次のような場所でドローンは飛行できません。また、規制外であっても、地方航空局への許可申請は必要です。
- 目視外飛行の禁止。当然、夜間飛行は禁止です。
- 催事場所では飛行禁止。
- 爆発物や危険物を搭載しての輸送飛行は禁止。
- 物や液体の投下は禁止ですが、人、車、第三者所有の建造物から30メートル以上離れた場所であることも求められます。
ジオフェンス機能の設定
飛行禁止区域は、SORAPASSなどのアプリケーションを使うことで誰でも確認できます。アプリケーションの飛行禁止区域のGPS座標をドローンに記憶させると、ジオフェンス機能が作動します。そして、間違った操作をしても飛行禁止エリアには入らなくなります。
もちろん、ジオフェンス機能を持っているドローンのみ有効ですが、ジオフェンス機能を設定しておけば、練習中などにも誤って禁止区域を飛行しません。ドローンには、必要不可欠な便利な機能です。
まとめ
ジオフェンスとは、ドローンを飛行させた時に、ドローンが入ってはいけないエリアを仕切っているフェンスです。
ジオフェンス機能を持っているドローンなら、飛行禁止エリアを覚えさせれば使えます。ジオフェンス機能を使うことで、間違った操作で禁止区域への侵入を防げるようになります。
ジオフェンス機能は、小さな半径から徐々に広げる機能もあるので、練習中の方は、ドローンの紛失防止にも役立つでしょう。