PC初心者がウエブの世界に早く馴染めるように、コンピュータネット枠の概要をかみ砕いて紹介しています。内容は、初心者向けです。ネットワークは、TCP/IPプロトコルという、ルールを双方のコンピュータが使うことで通信していることが分かります。
コンピュータネットワーク
ネットワークという言葉の意味は、網状の組織や、網などです。もう少しかみ砕いて表現すると、「情報などに関して、お互いのやりとりが出来る状態」というような意味になります。
このような状態にするには、全体組織を運営する上での取り決めやルールを設定することが必要です。
コンピュータ(PC)ネットワークでは、コンピュータどうしの接続のルールを最初に決めないと、繋げることが出来ません。
PCネットワークは、お互いのコンピュータ間を、光ファイバーや銅線ケーブル、又は電波や、赤外線等で接続します。そして、お互いのコンピュータ間で、データのやり取りをします。
コンピュータネットワークの規模による分類
コンピュータネットワークの仕組みは、TCP/IPプロトコルというルールで通信しています。尚、ネットワークの大きさに応じてつぎのように分類されています。
《プロトコル》
プロトコルの意味は、インターネットで国をまたいで通信する時にも、問題なく交信出来るように定められた、コンピュータ機器間のルールや約束事のことです。
LAN
LANは、ランと読みます。LANは、Local Area Networkの頭文字です。企業の施設内や大学の研究棟などの比較的狭い範囲でネットワークを構成します。
WAN
WANは、ワンと読みます。WANは、Wide Area Networkの頭文字です。会社でいうと支店の間や、地理的に離れた場所のコPC機器どうしで構成する、ちょっと大きなネットワークです。
インターネット
インターネットは、LANやWANを複数接続したもので世界中と通信します。インターネットは、まさに地球規模のネットワークです。
インターネットは、コンピュータ間の通信だけでなく、携帯電話などとコンピュータも相互接続できます。
イントラネット
イントラネットは、インターネット技術を使って、接続範囲を限定したものです。特定の範囲でのみ情報を公開しているため、社員向けのホームページなどで活用されています。
TCP/IPの歴史と概要
TCP/IPは、米国の国防総省が開発支援していたものです。そして、ARPNET（アーパネット）と呼ばれる4つのネットワークを接続するプロトコルとして開発されました。
TCP/IPは、バラバラの信号を相手に、うまく伝わるように、特定の約束事で対応したものです。「信号の変換」→「伝達」→「データへの再変換」の流れを、TCP/IPプロトコルというルールで対応しています。
インターネットは、世界中のコンピュータが同じルールのTCP/IPプロトコルで対応するため、実現しています。
通信サービスの種類
通信サービスとは、ネットワークを使って利用できる機能のことです。通信サービスには、ウェブサービスや、電子メールのやり取り、ファイル共有、遠隔ログイン等があります。
また、IP電話やファイル転送なども、インターネットの通信サービス技術で実現しています。
まとめ
これで、コンピュータネットワークとは、どんなものか分かったでしょう。
