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コンピュータネットワークを接続する周辺部品や機器

コンピュータネットワーク(PCネットワーク)を作る周辺装置(機器)と簡単な役割をまとめて紹介します。PCネットワーク接続の概要を簡単に知りたいPC初心者には、丁度良い記事でしょう。普段見慣れない用語でも日々触れていれば慣れてしまいます。

コンピュータネットワークと電話の違い

電話を利用するには、電話機の種類を問わずに、住宅内に設置された回線口をモジュラーケーブルで繋ぐだけでセットできます。(もちろん、電話関連会社との契約は必要です。)

こんなことが出来るのは、どんな種類の電話機も公衆回線を利用できるように信号変換の規格に従って作られているからです。

コンピュータでは、電話機のような信号変換機能は内蔵していません。その為、信号を変換して伝わるような装置を周辺に用意しなければなりません。コンピュータネットワークでは、さまざまな周辺装置を接続して、ネットワークを構成しているからです。

尚、この記事で登場する、PC初心者にとって見慣れない用語は、後述するので、どんどん読み進めて下さい。

コンピュータネットワークの装置

コンピュータネットワークを作る装置には、ハブ・ルータ・LANケーブル・NICなどと呼ばれる機器があります。

これらの機器には、異なったコンピュータ間でも情報が伝わるようにする必要があります。そのため、接続の仕方、電気信号の定義、通信の送受信方法などの規則を定めています。

次に、LANケーブルや、ハブ、ルータなどのネットワークを構成する主要な個別機器の役割を紹介します。(この紹介は、全て有線接続の場合です。)

LANケーブル

LANケーブルは、電話線のような役目をするケーブルのことです。LANケーブルをNICに差し込むことで、物理的にコンピュータ同士を接続して通信データが送受信可能になります。

ハブ

ハブは、複数のLANケーブルを接続するための集線装置です。LANケーブルの接続部を繋げるための挿し込み口を多数備えています。ハブに接続されたコンピュータは、ハブを通して情報のやり取りをすることが出来ます。

このように、ハブはLANケーブルで接続された機器の電気的な中継器としての役割を持っています。その為、どのようにコンピュータ同士を繋げるのかを目的としています。

ルータ

ルータの役割は、コンピュータ同士のつなげ方ではなく、異なるネットワーク間を接続する時に使われます。

ルータでは、通信データを適切なネットワークに送るための判断をしています。いわば、通信データの仕分けです。

具体的には、LANをインターネットに接続する場合や、拠点の違うLAN間を接続するなどの役目を担っています。自分のPCや、自分のネットワークとインターネットを接続する、最も重要な機器です。

NIC

NICは、Network Interface Cardの頭文字をとったものです。コンピュータをネットワークに接続するための拡張ボードです。拡張ボードというのは、PC(パソコン)に接続することで、機能を追加できる部品と考えて下さい。

拡張ボードは、現在のPCでは、PC本体に内蔵されていることが多く、PCからは接続端子が出ています。

《送信時》
カード上の回路でコンピュータのデータを電気信号に変換後に、NICに接続したLANケーブルから送り出します。

《受信時》
LANケーブルからNICに入ってきた電気信号は、カード上の回路で、もとのデータに復元してから、コンピュータ(PC)に伝えています。

まとめ

コンピュータには、電話機のような信号変換機能が内蔵されていないため、信号を変換する装置を周辺に用意しなければなりません。

コンピュータネットワークを作る主な装置には次のようなものがあります。

  • 「ハブ」とは、LANケーブルで接続された機器の電気的な中継器として、どのようにコンピュータ同士を繋げるかの役割をしています。
  • 「LANケーブル」は、電話線のような役目をするケーブルです。
  • 「ルータ」は、通信データを適切なネットワークに送るための判断(仕分け)をしています。
  • NICは、Network Interface Cardの頭文字をとったもので、コンピュータをネットワークに接続するための拡張ボードです。電気信号と電子データを変換する翻訳機の役割をしています。
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iyasaretaihito
子どもの時から、昆虫や恐竜、宇宙などに興味がある理科大好きな理系人間です。 会社は半導体設計関連会社に勤務して、60歳で定年退職後は趣味に没頭する、のん気なおじさんです。
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