雑学

カレイとヒラメの見分け方

カレイとヒラメは似ていて、見分けるのは難しいです。一般的な見分け方は、腹を手前にして見た時にどっちを向いているかで対応します。但し、腹の向きも分かりにくいうえに、例外種もいます。記事では、カレイとヒラメの簡単な見分け方を紹介しています。

カレイとヒラメの見分け方

カレイとヒラメは、とても似ています。一般的な見分け方は、腹を下向きにした時に、左を向いているのがヒラメで、右を向くのがカレイです。

ところが、ヌマガレイというカレイは、腹を下向きにした時に左を向いています。しかも、腹がどっちなのかの見分け方も難しいそうです。

では、もっと良い見分け方はないのでしょうか?

顔つきで見分ける

顔の向きでは、ヌマガレイのような例外もあるので、決定打ではありません。

但し、顔つきで見分ける方法なら間違いないと、言われています。

カレイとヒラメの姿は似ていますが、食べ物は違います。食べ物が違うと顔つきも違ってくるらしいです。

  1. カレイの食べ物
    カレイは、ワムシやゴカイを食べています。ワムシの大きさは、100〜340マイクロメートル(0.1〜0.34mm)です。ワムシは、とっても小さい生物です。もう一方のゴカイの大きさは、ワムシよりも大きいですが、2〜3㎝程度です。ゴカイは、大きなものでも10㎝程しかありません。
  2. ヒラメの食べ物
    ヒラメは、イワシやアジを食べています。イワシの大きさは、10〜25㎝程もある魚です。アジは種類に寄って違いますが、15㎝程の魚です。

つまり、カレイは、数㎝程度の小さな餌を食べるので、歯は小さくてすみます。でも、ヒラメは数10㎝大の魚を食べるため、ある程度頑丈な歯を持つ必要があります。そのため、顔つきも違ってくるのでしょう。

  1. カレイの顔
      カレイの歯は小さいため、優しそうな顔をしています。
  2. ヒラメの顔
      ヒラメは、カレイに比べて、大きくて頑丈な歯をしているため、顔つきも凶暴です。

カレイとヒラメを間違えないで見分ける方法

カレイとヒラメを見分けるには、まず、腹を手前にした時に、左を向いているのがヒラメで、右を向くのがカレイという目星をつけます。

次に、顔の向きが違う、ヌマガレイに騙されないように、優しい顔なのか、怖い顔なのかを確認しましょう。

  1. カレイは、右を向いていて優しい顔。左向きでも優しい顔つきならカレイ。
  2. ヒラメは、左向きで怖い顔をしています。

まとめ

カレイと、ヒラメは同じカレイ目で、平べったい魚のため似ています。見分ける特徴はありますが、ちょっと見ただけでは判別しにくいです。

一般的には、腹を手前にした時に、カレイは右を向いていて、ヒラメは左向きです。但し、左を向いているカレイもいるので、見分け方として完全ではありません。しかも、腹がどちら向きなのかも難しいと言われています。

カレイは、小さな餌をたべるので、小さな歯をしています。ヒラメは、イワシやアジをたべるので大きな歯を持っています。そのため、顔つきも変わります。

優しい顔のカレイ、怖い顔のヒラメと覚えれば良いでしょう。但し、奥方に言われてしまった。「そんな微妙なこと、カレイとヒラメを見比べて見ないと分からないでしょ。」

確かに、最初はプロに聞いて、顔を見慣れることが必要かもしれません。

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iyasaretaihito
子どもの時から、昆虫や恐竜、宇宙などに興味がある理科大好きな理系人間です。 会社は半導体設計関連会社に勤務して、60歳で定年退職後は趣味に没頭する、のん気なおじさんです。
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