音楽は、レコードやCD等の媒体をお店で購入して、再生機で聴いていましたが、近年ではネットからダウンロードするのが普通になりました。この記事では、ネットから配信されるデータが、どこにどんな風に保管されているのかを、分かりやすく紹介しています。
インターネット配信のデータはどこに保管されているのだろう
ちょっと前までは、音楽を聴くには、レコードやCD等をお店で買って、再生機で聴いていましたが、近頃は、ウェブからダウンロードして聞くことが主流です。映画のDVDも同じです。
ネット配信になると、コンパクトディスク等の再生機は不要です。ソフトウェアで対応しているので、アプリケーションソフトは必要ですが、ネットから、PCや、スマホにダウンロードすれば、そのまま音楽を楽しむことが出来ます。
これは、通信能力が進歩して大きなデータを短時間で送れるようになったためです。次に、ネット配信データが何処にあるのかを記載します。
ネット配信データの保管場所
ネット配信データは、大量です。そのため、様々な管理ができる特別な場所に保管されています。この保管場所は、データセンターなどのサーバーの中に電子データとして保管されています。
グーグルやアップル、アマゾンなどの会社が運用していることは、多くの人が知っているでしょう。但し、これらの詳細は、各会社のノウハウになるので開示されていません。
いずれにしても、電子データとして、サーバーのハードディスク内に保管されていることは間違いないでしょう。
尚、データセンターには、このようなサーバーが大量にあって、管理されています。次にデータセンターが様々なリスクに備えて管理している内容を説明します。
データセンターの管理

配信データを保管するサーバーを管理しているデータセンターの内容は外部には開示されていませんが、データセンター内には大量のサーバーが整然と並べられています。
データセンターは、次のような考慮が必要でしょう。
サーバーから発生する熱対策
サーバー内に保管されている電子データは、いつ誰から配信要求が出されるか分かりません。多くのアクセスが同時にくると、サーバーのコンピュータはフル稼働状態になって、発熱します。
コンピュータ内では、放熱ファンなどで冷却していますが、大量にあるサーバーから発生する熱で、データセンターも発熱します。当然、空調設備が整っていますが、周囲の環境も寒い地域が選ばれるでしょう。
電力網の整備
電子データを保管するためには、豊富な電力網が整備されていなければなりません。余裕度のあるしっかりした電力網でなければ安心できません。
停電が起きた時には、自己発電してカバーできる環境も必要です。
自然災害やテロ等への備え
自然災害も少ない所を選んでデータセンターを作ることは必須です。また、万一災害が発生した時や、暴漢による襲撃に備えて、別の場所にあるデータセンターからのバックアップができる体制も必要です。
まとめ
近年では、インターネット配信が当り前になってきました。配信データは、世界中のデータセンター内にある、サーバーに電子データで保管されています。
電子でーたは、グーグル、アップル、アマゾンなどの会社から配信されていますが、実際にデータセンターを管理するには、様々なリスク対応をしなければなりません。
そのため、データセンターを管理している会社は、専門の別会社が運用していることもあります。