HTMLとCSS3基本講座の2回目です。HTMLの構造は重要です。webページをイメージした時、ページの各要素はHTMLのブロック(箱)で構成されています。本講座は、PC初心者にも分かるように作られています。概要を学習して、インターネットの世界を楽しみましょう。
HTMLの種類
HTMLの最新バージョンは、HTML5です。HTMLには、バージョンだけでなく、複数の種類もあります。
種類は、例えばPCのOSのようなものです。OSの種類には、Windowsや Mac OS、Linuxなどがありますよね。バージョンは、Windowsの場合、XP、Vista、7、10、11に相当します。
つまり、新しいWindowsやOSが出て来ても、従来使用していた全てのものが一斉に新しいものに切り替わらないのと同じです。HTMLの新しい種類や新バージョンになっても、旧来のものと暫くの間は共存状態が続きます。
HTMLの種類やバージョン
HTMLのバージョンには次のようなものがあります。
HTML3.2(1997.1.14) HTML4.01(1999.12.24) HTML5(最新版)
種類の違うものには、拡張可能なHTMLとして、XHTML(Extensible Hyper Text Markup Language)があります。
これらの経緯は複雑なため、ここでは割愛します。現時点では、HTML5が最新版です。
また、スマートフォンは、HTML5が標準的に使われています。
HTML の基本構造
ウエブページを想像して下さい。大抵のwebページのフロント画面には、一番上にヘッダー要素として、ロゴや、グローバルナビゲーションがあります。これらは、主なページにリンクする案内表示です。
その下には、コンテンツエリアやメインエリアが配置されています。それらの右側のエリア(サイドエリア)には、広告バナーや、ブログアーカイブなどが表示されています。
そして、最下部のフッター領域には、webサイトの補助的な内容や、関連リンクが表示されるエリアになっています。
以上は、あくまで一般的な構造例です。左右が逆になっていることもありますが、webページの基本構造です。
HTMLは、箱に例えられることがあります。Webページは大きな箱の中にあります。その箱の中には、さまざまな小さな箱が入っていることをイメージして下さい。
さまざまな小さな箱は、それぞれ役割の違うHTMLで構成されています。もっとも大きな箱もHTMLで作られています。つまり、HTML要素の箱の中に、小さなHTML要素の箱が入っているようなイメージです。
まとめ
前半では、HTMLの種類やバージョンに触れましたが、ここでは、そうなのか程度を知ることで十分です。
後半の、HTMLの構造は重要です。ただし、webページをイメージした時、ページの各要素はHTMLのブロック(箱)で構成されているということがつかめれば良いでしょう。
HTMLは、真剣になって覚えなければというよりも、繰り返し触れることで自分のものになるので心配しないで下さい。その為には実践が大切です。次回からは、サイトの骨組みを作って確認しながら学習することを目指します。