簡素な窓
私はパーキンソン病です。病気の症状や、判りにくいもの等を分かり易く紹介します。
介護

母親と同居に向けての背景や我が家の様子

私は3人兄弟の長男です。親父は、10数年前に亡くなっています。実家には、独り暮らしの母親がいます。私は1週間に1度の頻度で2泊していました。次男も同じような頻度で様子を見に行っていました。そのため、母親を我が家に引き取ることにしました。

我が家の様子

もう少し我が家の様子等を紹介します。私は、工学部卒業後、電気メーカ関連の半導体設計会社に勤めました。仕事は、品質保証部です。その後、1年ぐらいで、半導体の北関東への展開がありました。私は、初めて実家を出て、寮生活です。

寮生活は、学生時代のように楽しいものでした。結婚後には社宅暮らしの後、北関東で家を建てています。子供は1男1女、授かりました。

その後、40歳台の後半で、単身赴任で本社勤務です。又、寮生活ですが、50歳前の寮生活は、味気ないものでした。

数年後、我が家で、一大事発生のため、奥さんから帰還命令が出ています。そのため、私は朝5時に起きる新幹線通勤を経験しました。この10年間は、楽しい日々でした。良い上司にも恵まれたからでしょう。但し、毎日、睡眠不足でした。仕事漬けで、終電の新幹線に乗れない日々も多かったためです。(当時は、仕事をするのが良い事と言われる時代でした)

定年退職したのは60歳です。その後、仕事は、何も、する気にはなりませんでした。

その後は、最初に書いたような生活です。実家と、我が家は約100km離れていますが、車の運転は好きです。

でも、車の運転は危険です。居眠り運転で前の車に追突しそうになったこともあります。それに、母親が超高齢になったため、我が家に引き取ることにしました。まだ、母親が我が家に来てから、2ヶ月ちょっとです。

これが、私の大雑把な経緯です。

母親の状態

母親は、96歳ですが、年齢の割りには元気です。介護認定は要介護2です。

まだまだ元気ですが、毎年冬になると体調が悪化して腰や肩痛が酷くなります。10m程は、一人で歩けます。但し、買い物カゴを載せる台車的なものや、歩行器的なものは必須です。

実家に、いる頃は、私の車に乗って、スーパー等にも外出していましたが、我が家に来てからは、殆ど外にでかけなくなりました。本人は、疲れるようになったと言っています。

実家にいるころもデイサービスには、2回/週ほど、利用していました(こちらでも、同様に楽しそうに通っています)。腰や肩は慢性痛です。性格は、明るくて社交的です。誰も、良いお祖母ちゃんの印象を持つようです。そのため、長年通った、デイサービスの職員の方からも好かれていました。

但し、私の家に入るとどうなるのか、心配です。

私は、普段から母親のことを婆さんと呼んでいます。そのため、我が家に来てからも、家族の前でも同じように、婆さんと呼んでいます。

私の奥さんは、明るい声で、お祖母ちゃんと呼んでくれています。

婆さんは、このことに関しては、特別な要求はありません。但し、引きこもりの私の長男のことは、心配していました。

長男は高校1年の時からの引きこもりです。息子は、兄妹の長男です。もう、30代後半です。引きこもり当初は暴力的で母親を困らせていました。今は、暴力的な所は、いっさいありません。家族とも普通に会話してくれます。

但し、家からは、一歩も出ることが出来ません。頭の中にある妄想の世界を楽しんでいます。この妄想は、現実とはかけ離れています。全ての動作が、超スローテンポです。もう実社会には馴染めないでしょう。

何だか、他人ごとの様ですが、けっしてそんなことはありません。今は、婆さんのことでいっぱいいっぱいです。

婆さんの不安な気持ち

婆さんは、この引きこもりの長男の、将来のことだけでなく、どのように接して良いのか、心配だったようです。

長男は、長身で、髭ずらです。一見、怖そうですが、性格は、とっても繊細で臆病です。しかも優しい性格です。

婆さんが心配したのは、自分を受け入れてくれるのかどうかでしょう。

婆さんは、長男を見て、怖いと思ったそうですが、しきりに会話しようとしていました。そんな所を目撃するたびに、普通に接するようにお願いしています。

私は、数カ月前には、長男に、婆さんが我が家に来ることを話して承諾してもらっています。そのため、この件は全く問題視していませんでした。

但し、婆さんは、外から我が家に入るため、不安で満ち溢れているのでしょう。

尚、長女は家を出て、東京で暮らしています。まだ、我が家の婆さんには、家で会っていませんが、お互いに楽しみいしているようです。

まとめ

大雑把な我が家の状況は、お判り頂けたでしょう。特に特別なことをする訳ではありませんが、我が家では、婆さんを含めて、ピリピリしています。

今は、家族全員が、ストレスを抱えています。

温厚な性格の私も、家中に響き渡るような大声をだすことが多くなりました。反省してます。

何とか、何事もなく今年の冬を越したい。そう願っています。

これからの記事は、気が向いた時に、日記的なものを書くことにします。これから、高齢者の独り暮らしは増えるでしょう。我が家の経験が、役立つ方もいるかもしれません。

そんな風に願って、トピックスを記載する予定です。気ままにお付き合いして頂ければ有り難いです。

ABOUT ME
iyasaretaihito
子どもの時から、昆虫や恐竜、宇宙などに興味がある理科大好きな理系人間です。 会社は半導体設計関連会社に勤務して、60歳で定年退職後は趣味に没頭する、のん気なおじさんです。