サイト運営者に、必須と言われるマルチドメイン(サイト)の意味と、メリット・デメリットを紹介します。これからブログを運営する方には、マルチドメインという用語も、馴染が薄いでしょうが、必要です。記事では、初心者にも分かるように解説しています。
マルチドメインの意味とは?
マルチドメインのマルチとは、「複数の〜」を表す接頭語です。ドメインは、ウェブページの住所のようなものなので、マルチドメインは、複数の住所という意味になります。
マルチドメインという用語は、レンタルサーバー会社の対応機能として使われます。一言でイメージすると、一つのサーバー契約をすれば複数のドメインを運営できるという意味に捉えて良いでしょう。
つまり、一度レンタルサーバー会社と契約すれば、複数のサイトを運営できるマルチサイト機能を持っていることを意味します。
もちろん、レンタルサーバー会社によって、運営するサイトの数の上限は規定されています。
マルチドメインのメリットとデメリット
マルチドメインは、一つだけサーバー契約をすれば、そのレンタルサーバー内に複数のドメインを割当てて運用できます。
とても便利な機能ですがメリットとデメリットにはどんなものがあるのでしょうか?
メリット
マルチドメインは、ほぼマルチサイトと同様に使えます。そのため、一度レンタルサーバー会社と契約すれば、新サイトを作っても新たに契約をしなくて済みます。
コスト面では、大きなメリットです。
レンタルサーバー会社にマルチサイトが無ければ、ドメインが違う別のサイトを作ると、新たに契約をし直さなければなりません。
マルチドメインは、複数サイトを、同じレンタルサーバー会社のサイト管理画面で使えます。そのため、同じコントロール画面で複数サイトの管理運用ができて、様々な面倒が省けます。また、サーバーの容量も無駄なく使うことが出来ます。
つまり、コスト削減とサイトの管理を楽に、適性に行うことができるのが、メリットでしょう。
デメリット
マルチドメイン(サイト)にも当然デメリットはあります。例えば、沢山サイトを作った場合、サーバー障害が発生すると、マルチドメイン(サイト)は、同時に障害を受けてしまいます。
または、レンタルサーバー会社のサービスが終る場合には、他のレンタルサーバー会社への引っ越しが必要になります。
このようなことが起こるため、リスク分散という点では、問題です。しかし、このような問題は、大手のレンタルサーバー会社では殆ど発生しません。
そのため、冷静に考えると、マルチドメイン(サイト)のデメリットは少ないと言って良いと思います。
但し、サイトを販売したい場合にはマルチドメインにすると、権利の所在などの点で面倒でしょう。
また、レンタルサーバー会社との契約料は、1回だけで済みますが、ドメイン料は、作った分だけ加算されるので注意してください。
まとめ
マルチドメイン(サイト)は、一回だけレンタルサーバー会社と契約すれば、複数のサイトを運営することが可能です。そのため、サイト運営者には、必須でしょう。
また、マルチドメイン(サイト)の運用は、同じ管理画面で操作できます。マルチドメインは、様々な面倒を省けるだけでなく、必要以上の容量サイズの適性利用ができるので、とても便利です。
マルチドメイン(サイト)のデメリットは殆どありませんが、サーバーに不具合が生じた場合などには注意が必要です。理由は、マルチサイトにしているサイトが全て、同じ不具合に見舞われてしまうこともあるからです。
また、自サイトを販売したい場合には、自由度の少ないマルチサイトは向いていないでしょう。