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プロトコルを作っているフォーマットとプロシージャとは何だろう

約束

この記事では、プロトコル(約束ごと)を構成している「フォーマット」と「プロシージャ」の役割について初心者にも判るように紹介しています。また、プロトコルを階層に分ける理由もイメージしやすいような例を交えて説明しています。

やりとりの決まり事をまとめるプロトコル

ネットワーク上でデータのやり取りをスムーズに行うには、ネットワーク内にあるコンピュータなどの機器が、決められたルールを守って動作しなければなりません。そして決められたルールをまとめたものが「プロトコル」です。

複数のプロトコルを1グループにして、プロトコル群と呼ぶこともあります。TCP/IPは、代表的なプロトコル群の1つです。

同じプロトコル(約束ごと)で統一されていれば、機器の製造会社や種類には無関係で、データの送受信をすることが可能になります。

「プロトコルの意味がわかると通信の世界を楽に歩くことが出来る」の記事も参照下さい。

プロトコルの構成

決めごと決めごと

プロトコルは、フォーマットとプロシージャで作られています。

プロトコルのフォーマット

フォーマットは、情報構造とも呼ばれていて、情報の表記方法や情報が存在する場所などのデータの構成に関する決まり事です。

フォーマット規定があれば、受信側で送付された情報の処理方法を理解することができますが、もし決めてなければ、どのように処理するのかわかりません。

例えば、宅配便の進捗状況を電話などで問合せする時に、商品の注文番号などのポイントとなる情報がなければ、どの宅配物なのか分からないため、調べることすらできないことを想像して頂くとよいでしょう。

プロトコルのプロシージャ

プロシージャは、データの送受信時の手順についての決まり事で、データの送受信を開始した時や、終了する時、エラーが発生した時などに何をどうするのかを決めています。

宅配便業者への問合せ電話をする例では、電話をかける手順(受話器をとってから、発信音の有無を確認して、次に相手の電話番号を押すなど)や、電話の相手がでてくれたら、挨拶や要件を相手に伝える手順などです。

プロトコルが階層に分かれている理由

OSI参照モデルでは、7つの層にプロトコルがあります。TCP/IPでは、4つの層にプロトコルがあります。その理由は、プロトコル毎に役割を決めておくことで、複雑なことも単純化できるし、作業変更をしなければならない時にも関係している層だけを変えれば済むからです。

これで判ったレイヤーのこと|通信プロトコルを層構造にする理由」も参照下さい。

次にイメージしやすいように具体例を紹介します。

郵便物を送付する場合

郵便物には、1枚だけの「ハガキ」や、宛先と送り主だけ読める「封筒」、中身が手紙ではなくて商品などの配送物などの場合もあります。これらを流通経路に載せて効率的に送付するにはどのようにしたら良いかを考えてみると、層ごとに分ける理由が理解できるでしょう。

  • 住所に関する約束事(プロトコル)が必要。
  • 送付形態に関する約束事(プロトコル)が必要。
  • 大きさや重さに関する約束事(プロトコル)が必要。

ネットワークでデータを送信する時にも、プロトコル(約束ごと)を細かく分けて共通なものをまとめて階層にした方が、簡単で効率的になるからです。

ポイントのまとめ

ネットワーク上でデータのやり取りをスムーズにするには、ネットワーク内のコンピュータ機器などが、ルールを守って動作する必要があります。「プロトコル」は、決められたルールのことです。

TCP/IPは、複数のプロトコルをまとめた代表的なプロトコル群の1つです。

同じプロトコル(約束ごと)で統一していれば、機器の製造会社や種類には無関係にデータの送受信ができます。
プロトコルは、フォーマットとプロシージャで作られています。

フォーマットは、情報の表記方法や情報が存在する場所などのデータの構成に関する決まり事の規定です。

フォーマット規定があれば、受信側で送付された情報の処理方法を理解することができますが、もし決めてなければ、どのように処理するのかわかりません。

プロシージャは、データの送受信時の手順についての決まり事です。

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iyasaretaihito
子どもの時から、昆虫や恐竜、宇宙などに興味がある理科大好きな理系人間です。 会社は半導体設計関連会社に勤務して、60歳で定年退職後は趣味に没頭する、のん気なおじさんです。