パソコンを始めて使う方にとっては、思い通りに動かないことや、判らない言葉も多いでしょう。この記事では、大雑把なパソコン(PC)の構成を紹介しています。多くの方は、会社員時代に使っている内に覚えてしまうような内容です。慣れるが勝ちです。
パソコンの中身はどうなっているの?
日本では「パソコン」で通じますが、「パソコン」は、日本人が作った造語です。正式にはパーソナルコンピューター(Personal Computer)と呼びます。
そのため、海外ではPC(ピーシー)と呼びます。PCは、個人が使うコンピューターです。国内では、パソコンと呼んで問題ありませんが、海外では通じないでしょう。
コンピューターを構成するもの
コンピューターは、「入力装置」、「記憶装置」、命令や演算をする「演算処理装置」、および「出力装置」で作られています。
これらに、電源が加わった5つの装置で構成されています。
パソコン(PC)も、コンピューターと同じ構成です。大きなくくりでは、次のように分けられています。
- 「入力装置」・・・キーボードやマウス
- 「記憶装置」・・・メモリーやハードディスク
- 「出力装置」・・・ディスプレイやプリンター
- 「演算処理装置」・・・頭脳の働きをするCPU(Central Processing Unit)
- 「制御装置」・・・装置の制御
PC(パソコン)が動作するためには、これらのハードウェアを制御するソフトウェアが必要です。ソフトウェアは目には見えませんが、パソコンの記憶装置の中に、プログラムデータが保存(格納)されています。
PC(パソコン)動作に必要なもの
PC(パソコン)は、「ハードウェア」とハードウェアを制御する「ソフトウェア」の2つがかみ合うことで動作します。
「ソフトウェア」は、オペレーティングシステム「Operating System(以下OSと表記)」と呼ばれています。
《オペレーティングシステム(OS)》
OSは、画像や文字などを表示させることや、データをハードディスクに保存する等、PCの基本動作を制御するソフトウェアです。
主要な「オペレーティングシステム(OS)」には、Mac OS、Windows、UNIXなどがあります。
《アプリケーションソフトウェア》
アプリケーションソフトウェアは通称(アプリ)や(応用ソフト)などと呼ばれて、PCを便利に使うソフトウェアです。
文書作成用のワープロソフトや、計算やグラフを作成する表計算ソフトなどは代表的なアプリケーションソフトウェアです。
まとめ
PCはパーソナルコンピューター(Personal Computer)のことです。個人でも使えるように小型にしたコンピューターです。
コンピューターは、「入力装置」と「記憶装置」、「演算処理装置」、「出力装置」、「電源装置」の5つで構成されています。
PCは、「ハードウェア」とハードウェアを制御する「ソフトウェア」の2つが、かみ合うことで動作しています。
PCの基本動作を制御する「ソフトウェア」は、Operating System(以下OSと表記)と呼ばれるものです。PCを便利に使うソフトウェアは、OSとは違うアプリケーションソフトウェアが対応しています。一般的には、アプリケーションソフトウェアをアプリや応用ソフトと呼びます。
以上で、PCのおおよその姿を紹介しました。最初は、取っ付きにくいかもしれませんが使っている内に、何故これらの構成が必要なのか判るようになります。
あまり細部のことは気にしないで使い慣れてしまいましょう。