雑学

マイクロプラスチックが環境問題を引き起こす理由

環境2

マイクロプラスチックは、世界的な地球環境に影響する問題です。プラスチックが引き起こしている問題を、原因とともに技術的な解決方法なども含めて、分かりやすく紹介しています。プラスチックが何故、環境問題になっているのかの理解が深まります。

マイクロプラスチックの環境問題とは?

マイクロプラスチックの環境問題は、海などに流された微小なプラスチック粒子が生態系に悪い影響を及ぼすことです。プラスチックには分解されにくい性質があることで引き起こされます。

プラスチックで製品化する時には、成形しやすくて分解されにくい性質は、扱い易くて製造元にとっては良いのですが、廃棄される時には自然環境に戻らないために、大きな問題になります。

具体的な問題

プラスチック製品が細かい粒になって川などに流されると、海に流れ着きます。プラスチックは細かくなっても、小さな粒のプラスチックから分解されないからです。

小さな粒は、小魚などに食べられますが、食物連鎖によって、大きな魚にはプラスチックの粒がドンドン蓄積されてしまいます。そして、大きな魚は、肉食のサメやイルカや海獣などに食べられます。人は生態系で最も上位の生物の為、濃縮されたプラスチックを食べることになります。

マイクロプラスチックを食べると、その子孫に影響を及ぼすかもしれません。

これが、マイクロプラスチックの環境問題です。

プラスチックは何故、自然界で分解しないの?

プラスチックが自然界で分解しない理由は、プラスチックを構成する炭素原子どおしが、お互いに強い力でくっつきあっているためです。

また、一般的な原子は水の分子と反応する「加水分解」によって結合が切断されますが、炭素と水素を主成分とするプラスチックは水を弾いて寄せ付けない性質をもっているため、「加水分解」による結合の切断が起こりにくいのです。

自然界で分解しにくいプラスチックの性質は改善できないの?

プラスチックが、分解しにくいのは炭素原子どおしが強固な力でくっついている為です。現在、この問題を解決するために、生分解性プラスチックが技術開発されています。

生分解性プラスチック

生分解性プラスチックは、プラスチックの利点の加工性が良くて、製品として使用中には分解しにくいけれども、製品としての働きを全うした後には、速やかに自然界で分解するようにしたものです。

方法は、分解しにくい炭素原子の鎖状の構造の一部に酸素原子などを入れることで、加水分解を起こしやすい性質を持たせたものです。

まとめ

マイクロプラスチックの環境問題は、海などに流された微小なプラスチック粒子が生態系に悪い影響を及ぼすことです。

プラスチックは、炭素原子どおしが頑強に繋がっていることと、一般的な物質が持っているような加水分解によって、結合が切られません。プラスチックの原材料は、炭素と水素という水を弾く組合せで構成されているからです。

そうは言っても、プラスチックの加工性の良さは捨てがたいものがあります。そのため、炭素原子の鎖状の構造の一部に酸素原子などを入れて、加水分解を起こしやすい性質を持たせる。生分解性プラスチックの研究開発が進められています。

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iyasaretaihito
子どもの時から、昆虫や恐竜、宇宙などに興味がある理科大好きな理系人間です。 会社は半導体設計関連会社に勤務して、60歳で定年退職後は趣味に没頭する、のん気なおじさんです。