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LANケーブルや記号の意味

頻繁に使われているイーサネット規格によるLANケーブル記号の意味を紹介しています。イーサネットケーブルが、シールド線を使わない理由も説明します。ケーブルの仕様番号等は、特別に覚える必要はありませんが、区分の仕方が分かると、世界は広がります。

LANケーブルは何故必要なのだろう?

最近では、ケーブルが接続されるものは、ことごとく嫌われます。PCのマウスでさえ無線仕様が増えてきました。ケーブルがあると、机の上がごちゃごちゃして乱雑になるからです。その反面、無線仕様のマウスが電池切れになると大変です。私の友人は、電池切れになるトラブルを嫌うため、有線マウスを好んで使っています。

Yi-Fiなどの無線LANも「安定した高速通信」は、今のところ有線仕様にはかないません。用途によってはLANケーブルにせざるを得ないのです。

ことさらLANケーブルの記号のことを知らなくても良いのですが、簡単なことを知るだけでも世界は広がります。

LANケーブル記号の意味と特徴

PCと周辺機器を有線ケーブルで接続する場合、当然ですがPCの挿入口に合っている端子と、ケーブル仕様のものを選ばなければなりません。

PC関連で最も多く使われているコンピュータネットワーク規格は、イーサネット(Ethernet)です。そのため、イーサネット規格で決められているLANケーブル記号の意味について紹介していきます。

100BASE-Tの意味

最初の数字(100)は、伝送速度のLANケーブル仕様で、100Mビット/秒を表しています。数字が10の時には、伝送速度は10Mビット/秒、1000の場合は、1Gビット/秒のイーサネットになります。

最後の(T)は、ケーブルが銅線(より対線)という意味です。最後の(T)が、(TX)という表記になっていることもあります。この(X)は、イーサネットを細分化したものですが、ユーザは、気にしなくても良いものです。

より対線

より対線(よりついせん)とは、絶縁被覆した細い2本の銅線をより合わせて、1本の線にしたものです。英語では、Twisted Pair(ツイスト・ペア)ケーブルと呼びます。

なお、銅線を、「単線」と「より対線」を比べた場合、「単線」の通信安定性は優ります。但し、家庭で用いる実用レベルの違いはありません。そのため、ケーブルが柔らかくて扱いやすい「より対線」の方が好まれます。

より対線には、シールドされているものと、非シールドタイプがありますが、イーサーネットで使うものは、非シールドタイプです。

非シールドタイプが使われる理由

元来、「より対線」は、2本の銅線をからませている構造です。そのため、ノイズの原因となる起電力が発生しにくい構造です。さらに、イーサーネットや電話線用のより対線は、製造元で、2本のより線のピッチをずらして、ノイズ源の発生も押さえています。

このような理由で、イーサーネットでは、非シールドのより対線で充分なのです。実用的で安価に作れることからLANケーブルとして広く普及しています。

尚、イーサネットケーブルのことを、UTPケーブルと呼びますが、これは、UnShield Twisted Pair(非シールドより線)の頭文字をとったものです。

光ファイバーケーブルの記号

光ファイバーケーブルでは、導線のTの代わりに「S、L、E、Z」等の記号を使っています。例えば、「1000BASE-LX」では、波長1.3㎛の光で伝送速度は1Gビット/秒のイーサネットを意味しています。

ポイントのまとめ

LANケーブルの基本的な仕様について紹介しました。新しい仕様はどんどん増えてくるため、細かい内容まで覚える必要はありませんが、仕様の区分の仕方は理解したことでしょう。

基本的な仕様を説明するために、100BASE-Tを使っていますが、現在のPCは、1Gビット/秒に対応した仕様の機種が多いと思います。新規にLANケーブルを購入する場合は、PCや周辺機器の実力に合っているものを選んで下さい。

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iyasaretaihito
子どもの時から、昆虫や恐竜、宇宙などに興味がある理科大好きな理系人間です。 会社は半導体設計関連会社に勤務して、60歳で定年退職後は趣味に没頭する、のん気なおじさんです。
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