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女性の方が男性よりも平均寿命が長い理由|平均寿命の求め方

強い女性

女性は男性に比べて長生きで世界的な傾向です。女性の寿命が長い理由は、さまざまな要因が考えられています。この記事では、平均寿命の意味とともに、女性が男性に比べて長寿の理由を、専門家たちが注目している有力説にしぼってわかりやすく紹介しています。

日本人の平均寿命

2019年の日本人の平均寿命は、女性(87.32歳)、男性(81.25歳)で、2017年のデータに比べて、男女とも伸びています。世界と比較しても、女性は1位のホンコンの87.56歳に次ぐ2位。男性は、3位でした。

平均寿命が毎年増えるのは嬉しいですが、ちょっと気になるのは、男性に比べて女性の平均寿命が長い事です。これは、日本人だけでなくて、世界的な傾向です。

平均寿命が短い国でも、女性の平均寿命は、その国の男性よりも長いのです。

なぜ女性の方が男性の平均寿命よりも長いのでしょうか? 理由を調べてみました。

平均寿命とは?

健康的な女性健康的な女性

 

ところで平均寿命はどのようにしても求めているのでしょうか?

平均寿命の求め方

日本の平均寿命の求め方は次のような手順で行います。

  • 年齢別の推計人口と死亡率のデータから、年齢ごとの死亡率を算出します(細かい内容は省きますが、ちょっと面倒です)。
  • 次に、上のデータを使って平均的に何歳になると寿命を迎えるのかを算出します(各年齢の予測死亡者数などから年齢ごとの平均寿命は算出できます)。
  • 以上のようにして求めた時の「0歳児の平均寿命」を、日本の平均寿命としています。言い換えると、平均寿命は「0歳児の平均余命」のことです。

日本人の平均寿命は上記のように求めたものです。戦争などがあると、年齢ごとの個体群の寿命は違ってきますが、寿命の上限はあまり変わらないため、生存している人の場合は、いわゆる平均寿命と同等と考えて良いでしょう。

女性の方が男性よりも長寿の理由

女性が男性よりも長寿の傾向は、多くの国で同じです。この理由には、さまざまなことが言われています。原因は一つだけでなく、さまざまな要因が重なっているのかもしれませんが、専門家の間で主要な要因として考えられている「女性ホルモン」説について紹介します。

「女性ホルモン」説

女性は、50歳ぐらいになると急激に女性ホルモンが低くなります。いわゆる更年期障害と言われるもので、更年期以降は様々な不調が生じます。

女性ホルモンには、脳や骨、血管などを守る大切な働きがあります。女性が更年期になると、守り神ともいえる女性ホルモンが急激に減少して、体の不調を招くだけでなく、重い病気にかかりやすくなります。

もともと女性ホルモンの少ない男性は、女性に比べて若いころから病気にかかり易いため、平均寿命が短くなると言われています。これが、「女性ホルモン」説です。

女性ホルモンで守られる理由は?

若い女性は子孫を育てるために、出来るだけ病気になりにくいような仕組みとして女性ホルモンが働いていると言われています。

そのため、子育てが一段落する、50歳ぐらいから女性ホルモンは急激に低くなると考えられています。

ポイントのまとめ

女性の方が男性よりも平均寿命が長いのは世界的な傾向です。さまざまな要因が複雑に絡み合っているのかもしれませんが、専門家たちの間では、女性ホルモン説が有力です。

女性ホルモンは、重い病気から体をガードする役目を担っていて、女性ホルモンの多い時期の女性は、男性に比べて命に関わるような病気になりにくいと言われています。

子育ての時期が一段落する50代になると急激に女性ホルモンが少なくなるため、30代から40代の男性がかかる病気にかかり易くなります。「女性ホルモン」説は、男性よりも10年から20年程遅れて命に関わるような病気にかかるリスクが増えるため、平均寿命は男性よりも長くなるという主張です。

女性ホルモンに守られていない高齢女性は、骨密度が低下して骨折しやすく、認知症にもなりやすくなってしまいます。

平均寿命が延びるのは喜ばしい事ですが、もっとも求められるのは健康寿命です。将来の医学技術は、さらに進歩して、人の寿命(健康寿命)はもっと長くなることを期待しています。

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iyasaretaihito
子どもの時から、昆虫や恐竜、宇宙などに興味がある理科大好きな理系人間です。 会社は半導体設計関連会社に勤務して、60歳で定年退職後は趣味に没頭する、のん気なおじさんです。