アジサイの花の色は、従来から土壌が酸性なのか、アルカリ性なのかで決まると言われてきました。日本の土壌は、多くが酸性のため、青色が赤になるはずです。ところが、日本のアジサイの花色は、白、青、赤等、多種あります。記事では実験などから確認された新設を紹介しています。
アジサイの花とは？
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アジサイの花に見えるものは、本当は、花では無く、がくへん（装飾花）です。でも記事では、このままアジサイの花として続けることにします。本来の花は小さくて、あまり目立ちません。
従来の説
従来のアジサイの花の色の変化は、植えられている土壌で決まると言われていました。土壌が酸性なのか、アルカリ性なのかで、花の色が決まると言われていました。但し、これでは実体と合わないため、多くの人からうけいれられていませんでした。
新しい説
日本の土壌には、アルミニウムが入っています。そして、酸性土壌やアルカリ土壌にかかわらず、雨でアルミニウムイオンは溶け出します。このアルミニウムイオンが、アジサイの根に吸収されます。すると、アジサイの花の色素であるアントシアニンと反応して、青色に変化します。
以上が、アジサイの花の色を決める新説です。
アジサイの花の色を決めるアントシアニンは、リトマス試験紙と同様の色の変化をします。つまり、酸性土壌なら、青色の花は、赤くなるはずです。ところが現実は逆です。
では、何故リトマス試験紙の反応と逆になるのでしょうか？
逆の理由
アジサイの花の色は、酸性度で決まるわけではなく、理由は、新設で紹介した内容です。
【酸性の土壌内のアルミニウムは、雨が降るとイオンは溶出します。するとアジサイは、アルミニウムイオンを吸収して花の色素（アントシアニン）とくっつきます。そのため、アルミニウムイオンと反応をして青色の花になる。と紹介されています。】
以上は、実験で確認されています。
まとめ
以前は、アジサイの花の色が変わるのは酸性度の状態だと言われてきましたが、実験結果等から、次のような新設が有力試視されています。
花の色が変化する理由
雨が降ると、土壌中のアルミニウムイオンが溶けてアジサイの根つこから吸収されます。その結果、アルミニウムイオンは、アジサイの色素と結合します。この結果、アジサイの花の色は青くなる。
以上がアジサイの花の色が変わる理由です。
