簡素な窓
判りにくいもの等を分かり易く紹介しています。

株取引の心構え

記事では、株の値動きがどのように作られるのかを紹介しています。株価の形成要因がわかれば、これから株価が上昇なのか下降なのかの予測確率は高まります。私は、株の世界の大御所ではありませんが、株価の知見やトレード経験では、多くのことを学びました。

株価は、なぜ動くの?

株の値動きは、色々あります。経済が良くなって国民の気持ちに安心感が広がれば、株価は高くなります。安くなる時は、その逆の状態です。

でも、経済状況は悪いのに株価だけが上昇する場合もあります。このような時は、国の政策として株価が高くなるようにしている場合などです。ここで、「場合など」と書いたのは、それ以外のケースもあるからです。

株価の変動要因

株の値動きは様々な、人々の思惑が影響して決まります。つまり、株の値動きのテクニックを多く勉強しても、誰にも株価の予測はできません。

株価のテクニックは重要ではありません。ただし、人々が考える景況感はつかんでおかなければなりません。
そのため、おおざっぱな景気指数などの理解は必要です。また、多くの株運用者が学んでいる、テクニカル指標は重要です。言い方は矛盾していますが、テクニカル指標に逆らって株価を予測する人は少ないためです。つまり、多くの人がテクニカル指標の示している方向に行動して、株価の動きを作るからです。

株価のテクニック知識は必要ないのか

私は、10年以上も株取引をしています。その期間で株取引をしていない時期を入れると20年近くも株に接しています。株取引を始めた頃は、大きく稼ごうと思って、様々な書籍などから知識を得ました。米国の著名なトレーダーが書いた高価な本も購入して読み漁りました。

おかげで、株価の基本的な値動きの仕組みや、一般的な値動きの知見などは理解できたでしょう。

ただし、知識を得て、実際に株取引を始めた頃は、大きな金額が泡のように消えました。

今、冷静に考えると、株の値動きの本質がわかっていなかったからです。最も大きな要因は、株取引をレジャーのように捉えて、取引を繰り返していたことが原因でしょう。

このことから、株価の動く方向予測は、知識だけのテクニック知見にたよっていてもダメだと思うようになりました。

経験から得たもの

このような経験をした私の認識は、次のようなものです。

  • 株価の値動きに必要な知識
    過去の、トレーダーが蓄積した知識は役立つので、株の値動きについての技術は身に着けたほうが良いでしょう。
  • 株価の変動は、人々がどのように感じているかで決定
    株価の動きは、トレーダーのテクニックで変動するのではなく。多くのトレーダーの考えている方向に株価は動く。

まとめ

私の経験から得られた株価の変動要因は、多くの人々が感じる、世の中の景気に関する気持ちです。そして、株価が上昇か下降のどちらに動き始めるのかは、誰にも予測できません。例えどんなに株価の技術を学習しても、これからどの方向に株価が動くのかは予測できないでしょう。

但し、株価の変動要因の過去の知見は役立ちます。そのため、株価変動の技術習得は必要です。

また、最も重要なことは、一端動き出した株価の方向は簡単にはストップできないということです。もちろん、このような株価の動きは多くの人々によって作られた場合です。逆に言うと、多くのトレーダーによって作られた値動きのチャンスを待てるかどうかで、勝ち負けは決まります。

ABOUT ME
iyasaretaihito
子どもの時から、昆虫や恐竜、宇宙などに興味がある理科大好きな理系人間です。 会社は半導体設計関連会社に勤務して、60歳で定年退職後は趣味に没頭する、のん気なおじさんです。