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PCがメモリー不足になったら何をすればいいの?

PCを使っていて誰でも経験するのは、メモリー不足でしょう。この記事は、メモリー不足になる原因と対策を紹介しています。PC初心者や、長年PCを使っている方も、いつもPCにはお世話になっているはずです。たまには、PCの状態も見てあげましょう。

メモリー不足になった時の対処法

PCを使っていてメモリー不足と感じるようになったら、次のことを確認してみましょう。

  1. PCの記憶容量と、実使用内容の確認
    まず、PC左最下部のスタートボタンをクリックします。次に設定ボタンをクリックします。すると、システムボタンの中の左端欄に、記憶域というボタンがあるので、さらにクリックします。この記憶域には、PCの記憶容量と、現在使用している容量が表示されています。同時に、空き容量を増やす方法も表示されているので、不要なものはアンインストールまたは、整理することで解消できるでしょう。(但し、Windows PCの場合は安易に破棄するとPCが動作しなくなることもあります。PCをある程度分かる人の助言も必要です。)
  2. ファイルの断片化解消
    PCは、記憶装置のHDDやSSDに絶えずデータの書き込みや読み出しをしています。そのため、長年PCを使い続けると、1ファイルが複数の領域に分断されてしまいます。これは、フラグメンテーションというファイルの断片化現象です。
  3. フラグメンテーションは、余分な空きスペースです。ファイルが断片化すると、空きスペースが出来てしまうためメモリー不足になりやすくなります。これを解消するには、PCのデフラグを実行すると解消できます。デフラグは、ファイルの断片化を解消するものです。ファイルのクリーンアップで、行えます。但し、デフラグを繰り返すと、余裕度が無くなって、本当に動かなくなることもあるので、注意しましょう。
  4. メモリーボードの増設
    これは、費用はかかりますが。手っ取り早い方法です。

メモリー不足って何?

PC(パソコン)を使っていると、作業時間が遅くなることや、ファイルが開けなくなるなどの症状がでることがあります。これは、大抵の場合は、メモリー不足です。

メモリーは、データを記憶します。そして、メモリーには、データの読出しだけするROM(ロム)と、読出しと書込みをするRAM(ランダムアクセスメモリー)があります。

なぜ、メモリー不足になるの?

メモリーは記憶装置。WindowsのOSやプログラムの起動などの時に働く部品で、動作速度にも関わる重要な役目をしています。

メモリーは、作業場に例えると分かりやすいでしょう。

作業スペースが狭いと、必要な道具が広げられないので、作業ができなくなることや、時間が掛かるなどの弊害が出ます。逆に作業スペースが充分なら、様々な道具や部品を広げられるので、作業しやすい。

つまり、メモリー不足とは、作業スペースが狭くなった状態のことと考えて下さい。

メモリー不足を引き起こす具体例

必要なメモリー容量を増やしてしまう要因には、次のようなものがあります。

  • 動画、グラフィック系のゲーム
  • 周辺機器の接続
    周辺機器と繋がっていると、メモリー容量を消費するので使わない周辺機器は切断要。
  • 大きなファイルを溜め込み過ぎるとC、Dドライブの空き容量不足になります。
    このような状態なら、至急補助記憶装置の増設要。
  • 使用しないアプリの保管
    PC購入時には、使用者が使わないアプリや機能もインストールされています。不要なアプリは、アンインストール要(効果大)。
  • デスクトップ画面の無管理
    デスクトップに置かれるファイルは、考えている以上にメモリーを消費します。デスクトップファイルは、フォルダ内にまとめるなどの管理要。
  • セキュリティソフト起因

近年、セキュリティソフトの機能は充足されてきましたが、その分メモリー使用量は増えています。

PCのメモリー容量を確認するには

PC内のメモリー容量は、どのPCにも搭載されているタスクマネージャーのパフォーマンスタブで確認できます。

例えば、Windows10の場合は、PC画面の最下部の何もないところで、マウスを右クリックして、タスクマネージャーを選択すると、その時のメモリ使用量が表示されます。

または、次の操作でも表示できます。
「CTRL」+「ALT」+「DEL」

もしもメモリ使用量が80%以上なら、至急メモリーの増設が必要と考えて下さい。

どの程度のメモリー容量が必要なの?

必要なメモリー容量は使い方等によって大きく異なるため、次に記載するのは目安です。

  1. Windows 10 システムで最低必要なメモリー容量
    32bit版は1GB以上、64bit版は2GB以上
  2. ドキュメント作成、ウェブで検索、短時間動画を見る等
    4GB程度のメモリー容量
  3. 動画編集、Adobe等のソフト使用、CADツール等を使う方
    8GB程度のメモリー容量
  4. オンラインゲームなどのハイクオリティ動画を使う方
    16GB程度のメモリー容量

まとめ

PCを快適に使う上で、メモリー容量の確保は重要ですが、整理整頓などの管理で、気持ちよく使えます。

時々は、デフラグ等の確認をして、処置をするのが良いでしょう。但し、経験上、デフラグに頼り過ぎると、余裕度がなくなります。

PCの使用内容とPC性能を客観的に見る眼も必要です。

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iyasaretaihito
子どもの時から、昆虫や恐竜、宇宙などに興味がある理科大好きな理系人間です。 会社は半導体設計関連会社に勤務して、60歳で定年退職後は趣味に没頭する、のん気なおじさんです。
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