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LANとインターネットの決定的な違い

PC初心者には、ネットワーク形態を把握するのは難しいものですが、インターネットは、LANを接続することから始まっています。LANとインターネットの違いが分かると、全体像も見えてきます。この記事では、両者の違いを、分かりやすく紹介しています。

LANとインターネットの違い

LANとインターネットの違いは、ネットワークサービス内の状況やネットワーク内のコンピュータが、どんな風に接続されているのかです。そして、明確に接続状況が把握できるのがLANです。

そして、インターネットでは、全体を把握する管理者は存在しません。

両者の違いを一言で言うと、LANは、ドアが閉まっているネットワークです。そして、インターネットは、ドアが開いたままのネットワークと言って良いでしょう。

但し、近年では、完全に独立したLANは、殆どありません。多くのLANは、インターネットに接続されていて、LAN内のPCなどからインターネットを利用できる形態が一般的です。

次にLANとインターネットの特徴をもう少し詳しく紹介します。

LANとは

LAN(Local Area Network)は、名前の通り、範囲が限定されたネットワークです。

LANは、同じ社内とか、同じ団体などで運営しているネットワークの為、限られた地域や敷地で区切られています。そのため、通信ルールなどのプロトコルは同じで、管理元も同じです。

LANに接続する時には、使用許可が必要です。(外部から第三者が接続できるものと、接続できないものを、ネットワーク管理者が分離しています。)

インターネットとは

インターネットでは、接続するための許可はいりません。インターネットには、接続するための機材を準備すれば、誰でも自由に通信できます。

もちろん、インターネットの一部分を管理している団体や企業はありますが、インターネット全体を見ている管理者はいません。その為、自分が管理している以外のトラブルが発生した時には対処できません。

インターネットは、様々なLANを接続した分散型のネットワークです。その為、LAN管理者は、管理しているLAN内のことは把握できても、インターネット全体のことは分かりません。

分散型のネットワークとは?

分散型というのは、中央集中型と対比されます。

古い大型コンピュータは、中央演算装置(CPU)を頭脳とした中央集中型でした。

分散型タイプは、多くのコンピュータをネットワークで結んで、作業を分担しながら行うシステムです。

インターネットは、多くのLAN(家庭内のLANも含みます)をネットワークで結んで作られています。その為、インターネットは分散型のネットワークと言っても良いでしょう。

まとめ

LANは、ドアが閉まっているネットワークです。これに対してインターネットは、ドアが開いたままのネットワークです。この例えは、両者の特徴を的確に現わしています。

もちろん、現実的に考えると、ドアが閉まったままのLANは、殆どありません。LAN内のPCは、インターネットに接続できる環境になっているからです。

LANとインターネットの違いは、ネットワーク管理者が全体を把握できているのがLANです。そして、ネットワークの一部だけを把握できるのが、インターネットと言った方が良いでしょう。

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iyasaretaihito
子どもの時から、昆虫や恐竜、宇宙などに興味がある理科大好きな理系人間です。 会社は半導体設計関連会社に勤務して、60歳で定年退職後は趣味に没頭する、のん気なおじさんです。
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