PCを使い始めると、Apache(アパッチ)という用語が出てきます。PC初心者にとっては訳のわからない言葉の代表かもしれません。この記事では、そんなApacheを分かりやすく紹介しています。普段使われない言葉は、かみ砕いて説明しています。
Apacheとは何だろう?
Apache(アパッチ)は、ウエブサーバ―ソフトやウェブサーバーサービスと呼ばれています。Apacheの働きは、PC(パソコン)やスマートフォンなどからの要求で、ファイルや画像をウェブサイトに表示することです。
Apache(アパッチ)は、世界中で最も利用されているウェブサーバーソフトと言われています。
では、ウェブサーバーソフトとはどんなものなのでしょう。
ウェブサーバーソフトとは何だろう
ウェブサーバーソフトは、インターネットの宛先の最初に付いているHTTP(Hyper TextTransfer Protocol)をルール(プロトコル)とした通信のことです。
PCやスマートフォンの持ち主(大抵はユーザー)からファイルや、画像が要求されると、ブラウザ等に指示が飛びます。すると、ウェブサーバーソフトは、ブラウザ等から同じ要求を受けます。
この時、ウェブサーバーソフトは、要求されたHTMLファイルや、画像ファイル等をブラウザに送信してくれる働きをします。
ウェブサーバーソフトの、このような働きで、ウェブブラウザは画面上にユーザーから要求されたものを表示することが出来ます。
ウェブサーバーソフトには、Apache(アパッチ)や、Nginx(エンジンエックス)等があります。Apacheは世界中で最も使われているウェブサーバーソフトウェアです。
尚、近年ではセキュリティ強化のため、重要な宛先には、HTTPにSを付加したHTTPSが使われるようになりました。これは、通信を暗号化した技術で対応したことを示しています。ここでは、説明を割愛します。
具体的なApacheの機能
Apacheは、古くからウェブサーバーソフトとして、主要なソフトウェアでした。そのため、実績に基づいた高い信頼性があります。Apacheの主な機能には次のようなものがあります。
- オープンソースのソフトウェアのため、誰でも無償で使うことが出来る。
- バージョンアップしながら、長期間公開使用されていたため、高い信頼性がある。
- ホームページ作成のWP等のCMS(Contents Management System)で使われるPHP等と相性が良い。
- WindowsやLinuxなど複数のOS上で動く。
- 様々な要素や部品などのモジュールを活用して、基本機能を拡張できる。
まとめ
Apacheの働きは、PCやスマートフォンなどからの要求で、ファイルや画像をウェブサイトに表示することです。
無償で提供されるソフトですが、適宜改訂しながら、古くから公開使用されていたため、ユーザーから高い信頼性を得ています。
そのため、ウェブサーバーソフトとして最も使われていると言われています。